父方の祖父の話
私の父方の祖父は私が幼少の頃亡くなってしまって、今は居ません。
今日は祖母から聞いた彼の昔の話を思い出したので、書き留めておこうと思います。
昭和17年、オホーツク海に面した湧別町のポント浜と呼ばれるところにて
漂着した機雷を爆破処理するとかで、祖父はそれを見に行こうとしていたらしいのですが、
その日に限って仕事の都合かなにかで、そちら方面に向かう汽車かバスに
彼は乗り遅れてしまったのです。
祖母によるとその時の祖父の落胆は、ものすごかったと。
しばらく口も利かず、むくれていたそうです。
しかし、それが結果的には行かなくてよかった事になるとは夢にも思わなかったことでしょう。
そこへ行った多数の人々は、もう二度と帰ってこなかった人が多かったと聞きます。
詳しくはわからないのだけれど、それはその機雷が爆破処理前の移動中に
突然爆発してしまったから。
浜は地獄絵図だったと、私が高校在学時の新聞局が特集した
その事件の記事を見たことがあるのでそう記憶しております。
そして、確かその新聞にはそこにあったハマナスの木にたくさんの花が咲いているようだった、
とも書いてあったような記憶もあります。
もちろん実際は花などではなく、被害者の肉片や血液だったそうです。
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